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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

SILVER SHADOW

  MAKER ROLLS-ROYCE  
  MODEL


SILVER SHADOW-1



 
  YEAR 1975'
  EXTERIOR SHELL GREY


(シャルグレイにダークブルー・ラウンドトップ)
  INTERIOR DARK-BLUR Leather
 

(ダークブルー・レザー
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 57.122マイル(91.395km) 
 






本国仕様 右ハンドル 




(国内登録:1990年)その後、法人2オーナー




V8 OHV 6.75L 3速コラムAT 




全長:517cm


全幅:182cm


全高:152cm



車両重量:2090kg


乗車定員:5人




装備:



パワステ、パワーウインド、F パワーシート、エアコン、他フル装備









*外装 :オールペイント済み (ラウンドトップも張り替え)



*内装 :前後左右シートレザー新品張替え(バック部はオリジナル)



*ウッド:全て新品リペア済み






内外装レストア済みにて◎!




機関系整備は「元・陛下のメカニック」担当という贅沢三昧!





車検:2年付き渡し

 
  COMMENT




「シルバー・シャドウ物語」









1955年〜1965年の間に生産された「シルバークラウド」の後継モデルとして登場した



「シルバーシャドウ」




ロールス社初の「モノコック・ボディ」








「最善か無か」




開発から発売までに異常なほど時間を掛ける完璧主義者のロールス社であるが、「シルバーシ



ャドウ」の開発プロジェクトも、なんと 1954年から始まっている。




「クラウド1」の発売が、1955年のことであるから、2つ先のモデルを、54年の段階で始めてい



たのは、いかにもロールス社らしい。



当初の社内開発コードは、「チベット」(ロールス社は基本、開発コードを東洋の小国名にして



いた)、後に、ベントレー版プロジェクトの「ビルマ」と合体して、開発コードが「SY」に



改められる。シルバーシャドウを総称して「SY」系と呼ぶ所以。(今どき誰も言わんけど)





ロールス・ロイス社初のモノコックボディに全輪独立懸架、全輪ディスクブレーキ、ハイドロ



システム(ブレーキとショックに)を持つ最新鋭機で、1977年に「シャドウ2」にマイナ



ーチェンジするまで、およそ17年間でトータル





「16.717台」のショートホイール・ベース




「2.780台」のロングホイール・ベース
が生産された。







因みに「ベントレー」版の「T1」生産台数




ショート:「1712台」



ロングW:「   9台」




桁が違うのが ご理解いただけよう。



この台数の違いは、



人気の差



このシャドウ・デザインには、ベントレーのグリルより、ロールスのグリルが似合うと考えた



方 = 人気投票が そのまま、この生産台数の違いとなった。



確かに、ベントレーの丸いグリルだと、このボディには、少し物足りない。




この台数は、過去(シャドウまで)のロールス・ロイスのモデル中で最も多く、そのボディデ



ザインは、後の高級車マーケットにも大きな影響を与えることになる。





シルバークラウドVが、1962年に発売されたばかりだというのに早くも新型モデル投入



とは?




これは、1963年に発表された「グロッサー・メルセデス600」に対向するため・以外に



は考えにくい。



(*お陰で、クラウドVは、2809台の生産にとどまる)



たしかに、「600」の油圧システムは、当時としては超画期的なもので、天下のロールス・ロイ



ス社でさえ、一目も二目も置かざるをえないモデルであった。



この「600」を見て「シャドウ」デビューが前倒しされたのは間違いなかろう。



「ザ・ベストカー・イン・ザ・ワールド」を公言していたロールス社であるから、それ以上の



車の存在など許しておくわけにはいかない。




しかし、



当時のロールス社は、「グロッサー600」に匹敵するような「油圧システム」の独自技術は持っ



ていなかった。




そこで、一部の油圧システムを「シトロエン」の特許技術から パクることになる。



「シトロエン」は、油圧技術のエキスパートだ。




立ちはだかったのは、「ロイヤリティ」の金額、、



「シトロエン」は、今も昔も プライドと気位の高い 気難しい頑固一徹メーカーである。



それに加え、フランス人とイギリス人は、いまでさえ仲が良い とはいえない、、。






ロールス社担当者は、フランスまで、出向き シトロエンと交渉することになる。



曰く:



ロールス社 :「ロイヤルティは、いかほどでしょう?」



シトロエンからは、予想外の答えが返ってくる。




:「ロールス社が、この特許を使ってくれるなら、ロイヤルティは、無料で結構です。



 その代わり、エンジンルームの片隅でもよいので、この特許はシトロエンによる と


 
 書いておいてくれませんか?」






商談は成立した。




話の信憑性はともかく、以後、実際にロイヤルティは無料だった。




この話で興味深いのは、



プライドの塊 2社、、



あのロールス社が、シトロエンに頭を下げたのは、目先のプライドを捨ててでも、良い車を



作りたかったわけで、、



あの頑固一徹変態メーカー、シトロエンが、「無料」にしたのは、それほど、ロールス社に



技術を使ってもらえることが誇り、名誉なことだったわけだ。





ロールス社の名誉のために付け加えておくなら、



その特許は、あくまで、「一部」、具体的には、油圧のスフィアタンクのバルブボディの構造



箇所の特許であって、全ての油圧システムをシトロエンからパクっているわけではない。












「シャドウ1」は、17年間の間に2000ケ所以上の改良を行なったという。



デビュー時のシャドウは、クラウドVの6230ccV8を改良(プラグ位置がエンジン上部に移動


し整備性がよくなったのは大きい)したエンジンを積み、ミッションもGM特許4速ATを



ロールス社でライセンス研磨のままであったが、それこそ、発表もなしに毎年のごとく改良、



進化を繰り返した。



書き出すには、膨大すぎるので個人的に、大きな?改良と思えるものだけ羅列してみる。







1968年:・GM400型の3速ATに変更


      ・変速時ショックが少なくなり、1991年まで引き継ぐ



1969年:・室内の造作変更


      ・発電機が、直流から交流(オルタネーター)に変更


      ・フロントサスのハイトコントロール・システムを廃止、後輪のみに


   
       (整備性は大きく向上する)




1970年:・集中ドアロック機能追加。




      ・エンジンが、6230ccから6747ccに(最終まで引き継ぐ)




1972年:・「コンプリアント」サスペンションと呼ばれる新型サスに変更



      
      ・ これに伴いタイヤが、バイアスから「ラジアル」タイヤ標準に





1973年:・US、カナダ仕様がシャドウ2に先行してウレタンバンパーに



       (マイルバンパー規制により)


      ・ホーンダクトの廃止(グリル左右にあった穴が無くなった)


 
      ・サイドブレーキが足踏み式に


     
      ・フロントブレーキが、ベンチレーテッド・ディスクに




1974年 ・僅かながら ホイールベースが延長される。



      ・これに伴い、標準タイヤ・サイズがワイドに



      ・これに伴い、フェンダーがフレアする






1977年:「シャドウ2」に進化



       ウレタンバンパーに、パワステ機構がラック&ピニオンに



       室内デザインの大掛かりな変更 他







まっ、こんなところ、、乱暴に言ってしまえば、ほとんど手作りの車であるから、作業慣れし



てくる後期型になればなるほど完成度は高い。



もう少し言うなら、シャドウは年々コストダウンのためと整備性向上のため、メカニズムが



簡略化されていく・・通常、コストダウンは、ユーザーにとって有り難くない話であるが、



シャドウだけは、別で、初期モデルのメカニズムが複雑すぎたため、簡略化された後期型に



近いほど、維持費は安いし、実用性は、高くなる。













さて、やっと当個体の お話






本国仕様 右ハンドル



国内登録は、1990年(法人登録)



1992年に別法人に、その後、ずーーーーと ご所有



で、「品川 34」ナンバー



当個体は、「元・陛下のメカニック」所属の整備工場・社長様より、



「ずっと、うちの工場で整備してきた個体ですが、売りたいらしいの宜しく」



と託された1台。





走行距離:57.122マイル= 91.395km




平成27年6月:52.200マイル



平成30年4月:55.700マイル






それが、4年ほど前だったか、、確かに整備状況はバツグンに◎



ではあったが、いかんせん内外装がオリジナルのまま




外装塗装にはクラックが目立ち、天井に張られたラウンドトップも劣化、、



内装のシートには、ひび割れ




そこで、「一時託され人」の任を遂行するべく




・外装塗装:オールペイント(元色)



・ラウンドトップ総張替え(オリジナルと同じエバーフレックス素材で)



・内装シートレザー:前後左右の座面と背もたれ部、総張替え



・ウッド:全新品リペア




完了!




この作業を仮に「請求金額」に換算すると、当個体の現在販売価格と、ちょうど同等ほどと



なる。 つまりは、本体価格は、タダかよっ



当社に余裕さえあれば、こういうボランティア活動(後世に残すべき)は続けていきたい。




注)長いことレストアしている間に、車検が、令和2年で切れていた。



で、「品川34」ナンバーを引きつぎたい場合は、別途、自動車税3年分(382.800円)を納付



する必要あり。






フェンダーがフレアした最後期型の「シャドウ1」



どのみち、近年、「シャドウ1」の まともな個体は、まず見ることは無い。



仕入れて、そのまま売れる なんて個体は、99.9% ない。



仕上げて後世に残そう と思える個体でさえ、稀だ。



そう、、「シャドウ1」は、もはや、誰かがボランティア活動して、お金をかけ、後世に残す



しか道はないところまできている。




一時期の流通相場の下落で、安価な「シャドウ1」に正しい保守管理、費用を費やすオーナーも



激減したのが原因だ。



すべての「シャドウ1」を救うことはできない、、なぜなら、もう手の施しようがない個体が



大半だから、、。



フレームまで腐ってしまっている個体や大事故車は、残念ながら、臓器ドナー(パーツ取り)



となるしかない。



「後世に残すべきシャドウ」の候補車輌は、全てにおいてダントツ世界一の耐久性を誇る



ロールスでさえ、、もう今現在の段階で、極僅かしか生き残っていない。



だから、正しい状態に戻せる「シャドウ1」を見つけたら、しょうがない、やるしかない、、



レストアを。



問題は、それから、、



とにかく費用のほかに、望む姿に復元してくれるスーパー職人が 各分野で必要となる。



ほかのメーカーの車ならともかく、ロールスの復元(レストア)となると、簡単ではない。



ロールス社の職人級の「腕」の持ち主が必要となる ということ。



幸いにも当社のバックには、長い年月の間に私のプロデュースに完璧に答えてくれる職人が



育っている。



が、信頼にたる職人の数はすくない。当社のメカニックを除けば、、



板金職人 1名、塗装職人 1名、内装張替え職人 2名、内装リペア職人 2名、



ウッド・リペア職人 1名、電気技術職人 1名、 ガラス・リペア職人 1名、



デント職人 2名、鍵職人 1名、ガラス交換職人 2名、などなど



ほぼ各分野で 一人か二人、、。



1台のクルマを仕上げようとすれば、上記全員の力が必要となる。











外装:「シェル・グイレ」



ウレタンで元色オールペイント塗装してあるので、今後の管理は楽。



艶々




ラウンドトップも、元色で、新品張替え。




ここで大事なのが、オリジナル素材の「エバーフレックス」を使うこと。



この素材は、コーニッシュの幌素材と同じもの。




全長: 517cm  ショートホイール



全幅: 182cm



全高: 152cm



車重: 2090kg




530cmパレットの立体駐車場に余裕で入るサイズ。



のちの「SZ系」ショートが、528cmだから、10cmほど短い。








内装:「ロイヤルブルー」レザー





シート座面や背もたれ面が、1枚革という、、この贅沢張りは、シャドウが最後になった。





前述のとおり、前後左右シート、座面、背もたれ部ともに、張替え済み。



意図的に「コノリー」は使用していない。



「シャドウ」時代の「革」は、ごわっと硬め。今の「コノリー」ではソフト過ぎて使えない。



で、国産レザーを硬めにオーダーし、使用。



「シャドウ1」を新車状態から堪能できる1台  というわけ。








ウッド:「バーウォールナット」





オリジナルウッドを使用して表面のクリアを手作業で、何種類ものサンドペーパーを使い、



剥していく。そして、磨き込んで、また、何回も何回もクリアをのせていく、そして、また



磨きこんで艶をだす。私には気が遠くなる作業、、。







この時代には、まだ、素晴らしい原木が採れたみたいだ。



こぶ目は細かく、芸術的な模様を描く。



「シャドウ」の室内は、まるで、美術館だ。



新品レストアした艶めくウッドは、見ていて飽きることがない。





当個体、時が止まっている、、



当時物の「ブラウプンクト」社の「ラジオ」



「パイオニア」の「8トラ・カセットデッキ」



そうして、「キンツレ」の時計が、パネル中央を陣取り、いまも時を刻み続けている。





「シャドウ1」 当個体とて、生産されてから、もうじき、50年



「中古」は、卒業し、、「クラシック・カー」な お年頃。



ロールスは、中古車のうちは安いが、クラシックと名がつくと、とたんに高額になる。



という不変の「方程式」



は、やはり健在だった。




「シャドウ1」も、海外では、英国を中心に、その動きを加速させている。




お気軽に乗れる金額で、「極上シャドウ1」を所有できるのは、今だけだ。








「シャドウ1」の最大の特徴は、「アイアンバンパー」を持つラスト・ロールスということ。



このアイアン・メッキの輝きとロールス・パルテノンのマッチング、、最高だ。



どっこからどうみても、、美しい。



いいクルマだ〜



だが、、前述のとおり、まともな個体がない ってのが困りもの。



さらに、一番重要なのは、「機関系」



「シャドウ1」は、正しく整備された個体でなければ、乗れない。



それでいて、正しく整備された個体が、ほぼないから、ざっくり総括としてアドバイスするな



ら「シャドウ1は、やめておいた方が得策」ということになる。




シャドウを完璧に理解し、整備できるメカニックは日本に少ない。



だが、当社には、日本屈指のメカニックがいる。



だてに30年以上もロールス屋を営んできたわけじゃない、、彼らは進化している。











当社のような どうかしてるほどの納車整備を無料で施す業者など 世界にないはず、、。



仮に その気持ちがあっても、スーパー・メカニックがいない。



仮に 外注すると、売値を超えてしまう。





そんなわけで、専門店の当社でさえ、「シャドウ1」を販売すること自体 滅多にない。




久しぶりに扱う「シリーズ1」



作りなれした最終期モデル



気になる箇所はレストア済みで、ご納車整備も、当個体を、1990年から整備担当している



主治医、「元・陛下のメカニック」に担当してもらう という歴史に残る贅沢三昧。



このパターンしかあるまい、、「シャドウ1」を買うなら、、。












まずは、お写真、怒涛の「139枚」を ご参考に  ↓





*機関系の解説は、最下部に






   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 





エンジンは、言わずと知れたロールス製・総アルミ合金・V8 OHV 6747cc。



1970年に6230ccから6747ccに排気量UPしてから「ミュルザンヌ」(〜2020年)まで



基本設計を変えることなく使用され続けていた。*ターボなどを付けてドーピングはするが。



伝説のハンドビルド・エンジンである。




100万マイル(160万キロ)耐久と言われる このエンジン自体に もはや説明は不要であろう。



オーナーより、長生きするエンジンなので、あれこれ考えるのは、、死んでからで間に合う。





シャドウで、特徴的なメカニズムは、やはり、ブレーキとリアサスに使用されている油圧システムであろう





よく、シトロエン特許の・・・と書いてしまうので、シトロエンの「ハイドロニューマチック」をそのまま



使用している・・と勘違いしている方がいらっしゃるが・そうではない。



シトロエンが特許を持っているのは、「油圧調整バルブ」の部分のみであって、全体の油圧システムは、



ロールス独自のものである。






ブレーキ系統は、航空機メーカーらしく、凝りに凝っている、、



倍力装置付きの2系統(で、ブレーキタンクが2つある)



倍力装置なしの1系統



プラス、機械式手動ブレーキ(サイドブレーキ)があるから、ブレーキが まったく効かなくなるのは、



この4系統のブレーキが一度に同時に故障した時のみ、、それは、宝くじに当たるほどの確率でしかない。





サスペンションは、フロントには使用なし(68年で廃止)、リアには、自動車高調整も加え、油圧システム



が使用されているが、完全に依存しているものではないので、シトロエンのDSのごとく、エンジンを切る



と車体が、ぺったんこに下がってしまうものではない。5cmほどリアが下がるのみである。



例えば、「グロッサー600」は、サス油圧システムが故障すると、ボディ自体が地面に落ち、最初に



マフラーがペシャンコになる(2回 経験済みで、それ以後、扱うのをやめた) が、ロールスは、故障しても



、リアが5cmほど下がるのみ。






また、シャドウ系と80年からのSZ系では、理屈は同じながら、油圧システムは変更されている。



使用するオイルも、シャドウ系は、植物系のカストロール「RR363」、、SZ系以降は、鉱物系のカスト



ロール「ミネラルオイル」、、双方、逆に入れてしまうと、オイルラインは全滅し(ゴムが溶ける)、大変



な費用を要すことになるので最大の注意が必要。が、SZ系ブレーキタンクには、「RR363」は物理的に



入らないような作りだから、「シャドウ」に「ミネラルオイル」を入れ間違うを防ぐのみ。




ロールス社は、植物系のオイルから鉱物系のオイルに変更した際、、鉱物系の方が植物系より、より製品に



バラツキが少ないであろうから・・と説明した。・・・流石。






この油圧システムに、ご興味がある方がいらっしゃれば、実車を見ながらご説明させていただく、、



それのが、分かりやすい・・・



文章で書くと、、例えば、、



エンジンをかけると、エンジンVバンク前後にあるオイルモーターが作動し、NO1,NO2のオイルタンク



からオイルが循環しはじめ、、一つのオイルラインは、メインアキュームレーターへ入り、そこから、全ブ



レーキに2本づつのオイルラインへ(1本がダメになってもブレーキを利かせるため)、で、、もうひとつ



のオイルラインは、リアサス上部にある「ラム・シリンダー」へ、更に、、、




なんて、分けがわからなくなってしまいそうだが、、実際には、そんなに難しくはない・・・飛行機会社な



らではの安全面を重視した、素晴らしく好く考えられたシステムである。




ここで使用されるメインアキュームレーターは、SZ系とは、パーツが異なり、シャドウ(SY系)は、オ



ーバーホールキットが出ているのでオーバーホールすることが出来る。



SZ系の1.5倍ほど長持ちするが、3年くらいおきには、オーバーホールしたほうが好い。いくらもしない。









この年式(75年)の「1」と77’〜の「シャドウ2」との機関的な最大の違いは、



ステアリング機構





「シャドウ1」:「リサーキュテング・ボール」



「シャドウ2」:「ラック&ピニオン」





一般的に「ラック&ピニオン」のが反応がクイックで優れている と思っている方が多いかも  だが、



それは、間違い(好きずき)。 リサーキュ・・の方がコスト的には遥かに高額なのだ。



そう、、変更した一番の要因は コストダウン



「ラック&ピニオン」は安価な量産型、「リサーキュ・・」は高級品。



多くの自動車メーカーが「ラック&」を採用したが、メルセデスだけは、頑なにW210になるまで使い



続けた。そこは、実に評価できる。



「リサーキュ・・」は頑丈で長持ち、走行環境によるパワステの重さも変動が少ない。



「ラック&・・」に慣れた方が乗ると、ワンテンポ遅れてハンドルが切れる感覚であろうが、



それがクラシック・ロールスの味わい、、実は 優れものなのである。















基本、シャドウの(全てのロールスの)維持費は、




1km走行当たり:100円は最低でも覚悟しておくべし





これは、あくまで「覚悟」であるが、、もしも、年間維持費に予想予算を決めておきたいなら、



予算分だけ乗ればよいだけの話。



年間予算が30万円なら、年間走行距離を3千キロくらいに とか。






それでも、その維持費が他の個体に比べ(うち以外で購入した)、最安になるよう、当社で在庫しているう



ちは、うちが「一時預かり人」として自身で納得のいく保守、管理、整備を施させていただく。



そこは、専門家、世界一自信がある。



そして、つぎにオーナーになった方も、また、「正しく」後世に残すべく、



「一時預かり人」の任務を遂行していただきたい。



なあに、、うちがついているから、大丈夫、困ることなど何もない。




こんな楽しい任務も、そうあるもんじゃない。






「シャドウ1」と暮らす日々、、



想像しただけで ワクワクする






「一時預かり人」募集〜!